中央線ぶらり途中下車の釣り

pacotaka

2015年03月01日 14:58

この玉網に見覚えのある方は中々の中々ですぜ。










そう!真・アーバンサイドパラダイスこと市ヶ谷フィッシュセンター

秋葉原〜新宿あたりの中央線・総武線ユーザーにはお馴染み(?)、皇居の外濠の一画を利用した釣り掘です。先日そちら方面に行く用事があったのでブラっと立ち寄ってしまいました。



なんだかんだで数か月には一回入ってまして、これで5回目くらいになります。

埼玉ドブ五目ってブログタイトルと全く矛盾しておるではないか?と思いつつ、振り返り、行ってみたいと思います。

釣り堀のコイ釣りは、タナは全部ボトムで、ウキを見て、ピクピクっという前アタリがあったら集中力を高めて、ウキが完全に消し込む本アタリで合わせる、というシンプルな釣りのはずなんですが…市ヶ谷でのコイ釣りは本当に難しいんです。


これまでは時速2を超えることが出来てませんでした。常連さんはバカスカ釣ってたりするんですが…
前アタリもなく餌が消えていたりとか、秋の荒食いシーズンなのにボウズとか、都市伝説じゃありません。


でしたが、今回ようやく光明が見えてきたと思います。


このところは小春日和続きですが、ちょい曇りということで、間違いなく釣り日和。
でも一応冬場ということを考えて、日当たりのよい北側に入りました。
こうすると影を水面に落とさなくて済みますし。
照り返しが強いので目と肌の保護のために、なぜか持っていた日焼け止めと、これまたなぜか持っていた偏光グラスを使います。


僕は他のお客さんが邪魔に感じるといけないと思って岸際は余り狙わなかったのですが、やり込んでる人は壁を狙う際、他のお客の邪魔にならないように短竿(しかも自前!)を真横に振り込んでいたり、あるいは東側の北隅に釣り座を構えておいて、斜めに竿を振り込んで北岸の壁を狙ってみたりするのですね。そうすると周りに鬱陶しく思われるリスクは少ないわけです。


レンタルタックルの準備が済んだら、まずは教科書通り、餌を大き目につけて魚を寄せます。。。と即効でウキが消込む!

この日は風もなく、二回の前アタリの後の本アタリがはっきりと分かりました。こんな市ヶ谷初めてだ。
管釣りで多少反射神経が鍛えられたのか身体が勝手に反応しましたが、フッキングせず。

餌を大きくつけているのでもっと吸って貰わないと針掛かりしないのではないか?コイがまだ冬モードで吸い込みが浅いのではないか?と推測し、完全に鯉の口に入るであろうタイミングを意識して、次のアタリに対してはひと呼吸置いてからアワセたところヒット!しかしバレる!


気を取り直して次のアタリでついにキャッチ!

傷だらけでしたがナイスファイトな推定45!


その後もアタリは続きますが、管釣りマスの癖でついつい即アワセしてしまいます。

そうこうしてるうちに、ウキに前アタリは出るんだけど、本アタリが出てこない…という感じになってきました。
魚の活性に対してウキの浮力が強く、コイ達が餌を吸い込み切れてないのかもしれません。


風もほとんど無かったことですし、こういう時は浮力の低いウキに変更すると良いのでしょうが、あいにくヘラウキ&それに対応したオモリのセットを家に忘れて持ってきてませんでした。
受付でも割とお安く買えるのですが(つうかそれを忘れてきたのですが)、ちょっと勿体ないなと思ったのと、自分の場合、板オモリを適切な長さだけカットするのに物凄い時間が掛かってしまうんで、ここはケチりました。


そこで、苦肉の策としてウキ下をほんの僅かに長くしました。5mmとか1cmとかそんなもんです。
(お店の方がウキ下のセッティングをちゃんとやられてるんで、本当は弄らない方がベターかなとは思います)


こうするとウキの感度は当然下がり前アタリは若干分かりにくくなるのですが、ハリスが底を這うぶん魚が餌を吸い込みやすくなる…はずです。


で、2ヒットすることが出来たのですが、いずれもバラしてしまいました。(4ヒット1キャッチ)


どうにもレンタルタックルは長いしダルいのでフッキングパワーは弱いですし、それでいてティップ~ベリーの曲りはスムースでなく、追従性がイマイチなようです。
その辺が分かってからは、二連発!

12:36(5ヒット2キャッチ)



12:50(6ヒット3キャッチ)



どうやら、レンタルタックル(長い方)で釣りをする際には、手首や足腰を柔軟に使ってこれでもかって位慎重にファイトすることがキモみたいです。また近距離で掛けた場合は、フッキング直後に魚が手前に突っ込んでくるとラインテンションが抜けやすいんで、遠くで掛ける方が無難というのも何となくわかってきました。



さらに1バラシした後に、上がり鯉を釣って納竿。

12:56(8ヒット4キャッチ)



釣れたのが45~50㎝位のばかりだったので引きごたえも十分。自分的には出来過ぎでしたね。


餌のサイズ感、ウキの使い分け、レンタルタックルの癖…など今後のヒントになりそうな視点を得ることができて良かったです。



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